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北欧スウェーデンのシンプルで丁寧な暮らし方「ラーゴム(Lagom)」の魅力

2023-08-12
北欧スウェーデンのシンプルで丁寧な暮らし方「ラーゴム(Lagom)」の魅力

日本人に根強い人気の「北欧」は、おしゃれな雑貨やデザインだけでなく「暮らし方に対する考え方」がとても魅力的です。

デンマーク語の「ヒュッゲ(Hygge)」は、北欧好きには有名な言葉ですよね。

ヒュッゲは“居心地の良い空間”や“幸せな時間”を指したものですが、スウェーデンでも暮らし方や生き方を表す「ラーゴム(Lagom)」という言葉があります。

今回は北欧スウェーデンの「ラーゴム(Lagom)」から、丁寧な暮らし方のヒントを探っていきます。

「ラーゴム(Lagom)」は自分らしさを大切にする考え方

ラーゴム(Lagom)とは、多すぎず、少なすぎず「ちょうど良い」「ほどほどが良い」という意味を持つ言葉です。

今あるもの、すでに持っているものに満足し「自分にとって“ちょうど良い”」かどうかを大切にすることは、スウェーデン人にとっては当たり前の感覚。

ラーゴムはスウェーデンに住む人々に深く根付いており、ワークライフバランスや住環境、人間関係や音楽の音量に至るまで、ライフスタイルそのものに直結しています。

実際にどれくらいの頻度で使われているかというと、「コーヒーに入れる砂糖やミルクの量はどうする?」と質問したときに「ラーゴムで!」と返ってくるくらい、ごく普通に日常会話に登場します。

捉え方によっては、ざっくりとしておりアバウト感が否めませんが、ラーゴムのニュアンスはポジティブで大らかです。

完璧を求めず、ほどほどの塩梅で、無理をしすぎない。

ラーゴムの考え方には、スウェーデンの人々の心の余裕が感じられますね。

そして、日本にもラーゴムに通ずる古いことわざがあります。

“身分相応に満足することを知る”“(今あるものに対し)足りていることを知り、多くを求め過ぎない”という意味の「足るを知る」。

精神的な豊かさを表す考え方は、日本人にとっても馴染み深いものです。

他人と比較して「多い」「少ない」を判断するのではなく、常に自分軸を大切にして「今あるもの、小さな幸せに感謝する」ことは、今の時代にこそ必要な考え方なのかもしれません。

光や緑を取り入れて、自然とのつながりを大切にする

光や緑を取り入れて、自然とのつながりを大切にする

何事にも「ちょうど良い」を大切にしているスウェーデンでは、ラーゴムの思想が家づくりにも反映されています。

太陽光が大好きなスウェーデン人

スウェーデンの家づくりで、大事にされていることの一つが「自然光を取り入れる」ことです。

太陽の光が降り注ぐ空間でのんびりと過ごす時間は、とても心地が良いものですよね。

家の中で自然光を最大限に感じられるように、窓の配置や内装のカラーコーディネートに工夫を凝らすのがスウェーデン流。

より光がキレイに反射し、空間を照らせるように、壁や天井はホワイトやグレー系の色でまとめています。

癒しを与えてくれるグリーン

観葉植物などのグリーンも、お部屋に欠かせないアイテムです。

ふとした瞬間に目に入ったグリーンによって、心が癒された経験は誰にも一度はあるのではないでしょうか。

青々とした美しい緑は、生命力に溢れ、私たちに癒しと活力を与えてくれる存在です。

太陽の光に照らされて、色鮮やかに輝くグリーンのある空間は、“自分にとっての”心地良さを追求した「ラーゴムな暮らし」のために大切な役割を果たしています。

質が良く、使っていて心地良い家具やインテリア

質が良く、使っていて心地良い家具やインテリア

思い出とともに、経年美化を楽しむ

スウェーデン人をはじめとした北欧の人々は、お気に入りのものや質の良いものを、長く大切に使い続けます。

木や革などの自然素材でつくられたものは、年月が経つごとに味わいが増す「経年美化」を楽しむことができ、使い続けることで生まれる価値があります。

おじいちゃん、おばあちゃんが持っていた家具を、リペア(修繕)しながら子や孫の代に受け継ぐ・・・。

世代を超えて愛されるのも、シンプルで無駄がなく、それでいて上質なデザインだからこそ。

長く使ってもヘタらない“質の良さ”も重要です。

ただの“モノ”としてではなく、受け継がれた家具には家族の“思い出”が刻まれ、使い込むほどに家族の絆を深めてくれます。

時代や流行に左右されない、上質なアイテムを

日本人にも人気の高い北欧発祥のデザイン家具は、使い心地の良さや温かみを感じられるデザインがとても素敵です。

デンマークの照明ブランドである「Louis Poulsen(ルイス・ポールセン)」のペンダントライト。

セブンチェアやエッグチェアをはじめとした名作揃いの「Fritz Hansen(フリッツ・ハンセン)」の椅子。

Hans J Wegner(ハンス・J・ウェグナー)がデザインした、CARL HANSEN(カール・ハンセン)のYチェアなど。

100年の時を経て今なお世界中で愛され続けているのは、本質的な意味でのデザイン性や使い心地の良さが際立っているからでしょう。

時代や流行に左右されず上質でデザイン性が高いものを選ぶことは、ものを大切にし、何気ない日常に喜びを感じることができる「心豊かな生き方」を叶えてくれます。

無駄を削ぎ落したシンプルな暮らしが、心地良さにつながる

お気に入りのアイテムに囲まれ、明るい光が降り注ぐ気持ちの良い空間で、大切な人と過ごす時間・・・。

北欧のライフスタイルは、自分や家族を大切にすることこそが「暮らしの豊かさ」だと教えてくれています。

本当の意味での「豊かさ」は、選りすぐりのものだけを手元に残し、無駄なものは削ぎ落した「ラーゴム(ちょうど良い)」な暮らし方。

モノが溢れ、何でも手に入る現代だからこそ、大切にしたい価値観ですね。

北欧のライフスタイルは、私たちに「自分にとって本当に何が大切なのか」を改めて考えさせてくれます。

 

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