あなたの家の断熱をセルフチェックしてみよう!
「夏、暑くてなかなかエアコンがきかない」「冬、寒くて朝起きられない」そんなお悩みはありませんか?
断熱が不十分な家だと、冷暖房をフル稼働させてもなかなか快適な温度にならず、電気代もよけいにかかってしまいます。とはいえ断熱リフォームにもお金がかかるので、本当に必要かどうかしっかり見極めたいですよね。
今回は家の断熱をご自身で確認する方法をお伝えするので、気になる方はぜひセルフチェックしてみてください。
断熱の悪い家ってどんな家?
セルフチェックの前に、そもそも「断熱の悪い家」とはどんな家なのか知っておきましょう。
【冬】壁や窓から熱が逃げる
断熱が悪い家では、暖房をハイパワーでつけても、どんどん暖かさが外に逃げていきます。窓や換気口からすきま風が入り、床下からもひんやりとした冷気が。暖房のきいたリビングは過ごしやすくても、廊下やトイレ、脱衣所などは、まるで屋外のように寒い状態です。家のなかの温度差が激しいことで、ヒートショックなどの健康被害も起こしやすくなります。
【夏】屋根や窓から熱が入ってくる
断熱が悪い=冬寒いというイメージがありますが、実は夏の暑さにも大きく影響します。断熱が悪いと、冷房の冷気はどんどん外へ逃げ、外からも熱が入ってくることに。特に屋根からの熱で2階が暑くなったり、窓のそばの熱気がすごかったりします。夜になってもなかなか室温が下がらないので寝苦しく、睡眠不足にもつながりやすいです。
断熱セルフチェック5つのポイント
では、断熱のセルフチェックのポイントについて1つずつ解説していきます。
あてはまる点が多ければ、断熱リフォームを検討されてみても良いかもしれません。
セルフチェック①単層ガラスor複層ガラス?
まずチェックしたいのが各部屋の窓。家のなかで最も外の寒さや暑さの影響を受けやすい部分です。ガラスの種類によって、断熱性が大きく変わります。
単層ガラス:ガラス1枚でできている
複層ガラス:複数枚のガラスを重ねて、間に空気やガスなどの層がある
家の窓が一般的な単層ガラスの場合、夏は室内の熱が逃げやすく、冬は外からの熱が入りやすい状態。断熱性能の高い複層ガラスに変えることで、暑さや寒さが緩和できます。また、窓枠がアルミだと、樹脂サッシなどに比べ断熱性が下がるので注意です。
セルフチェック②冷暖房がなかなか効かない?
断熱が悪い家では、冷暖房がなかなか効きません。
ハイパワーで長時間使用することで、光熱費もアップ。
断熱の悪い家は、コスト面でも負担が増えてしまいます。
セルフチェック③冬のおふろや廊下が寒い?
リビングなど暖房をつけている部屋は快適でも、トイレ・脱衣所・廊下など冷暖房を使わない部屋が寒い場合は要注意!夜中トイレに起きたときに寒さで目が覚めたり、お風呂に入る前に服を脱ぐのがつらかったりしないでしょうか。
「廊下やトイレが寒いのは当たり前では?」と思われるかもしれませんが、断熱さえしっかりしていれば、そこまで不快な温度差はないもの。温度差はヒートショックにもつながるので、ぜひ対策しましょう。
セルフチェック④窓サッシや壁は結露しやすい?
断熱の悪い家は外気温を伝えやすいので、温度差で窓や壁に結露ができやすくなります。冬に「毎朝、窓が結露でビショビショに」「壁をさわったときに冷たく湿っている」といった悩みがある方は、断熱について考えたほうが良いかもしれません。
結露で水分が多いと、カビの原因にも。窓のまわりにびっしりとカビが生えたり、壁紙やカーテンがカビだらけで交換が必要になったりすることもあります。
また壁の表面が湿っているということは、壁の中で結露が起きている可能性も。断熱材を入れていてもビショビショで効果が発揮できなかったり、柱や基礎の木材が腐って家を傷めたりと、さまざまな悪影響が起こります。
セルフチェック⑤すきま風は気になる?
寒さ・暑さの気になる家では、断熱だけでなく家全体の気密性を考えることも必要になります。古い家だと気密性も低く、窓やドアは閉めているのにどこからか風が入ってきている状態が珍しくありません。すきま風は不快なだけでなく、冷暖房の機器も悪くなります。
すきま風が入り込みやすいのは、以下のような場所です。気をつけてチェックしてみてください。
- 窓やドアなどの開口部
- 床下や天井、壁
- 窓やサッシのすきま
- コンセントやスイッチまわり
まとめ
セルフチェックいかがでしたか?断熱性能の悪い家だった・・という方、ぜひ快適で健康な暮らしを実現するため、断熱リフォームをご検討ください。1日で終わるリフォームや、他のリフォームと同時に行うプランなど、お客様のご希望や予算に合わせたプランをご提案させていただきます。