暮らしを豊かにする美意識~フランスのインテリア事情~
ガーディアンホームは、お客さまとの信頼関係を大切に、藤沢・鎌倉・逗子・茅ヶ崎・寒川の湘南エリアに密着した新築、リフォーム・リノベーションの住まいをお届けしています。
アンティーク照明にヴィンテージ家具やソファ、間接照明に照らされる本漆喰の柔らかな陰影が落ち着きのある北欧や南欧のインテリアによく似合います。
無垢フローリングに囲まれ、ゆらゆら揺れながら椅子に座り本を読むくつろぎのスローライフは、50代から60代にとって癒やしが感じられるリフォームのデザインです。
ガーディアンホームが手掛けるラフェルムには、フランスの暮らしを感じさせる魅力が詰まっています。
突然ですが、あなたはフランス映画のなかのワンシーンや、フランスの女性たちの凛とした美しさに釘付けになったことはありませんか?
フランスの日常やそこで生活する人たちが、理由は分からないけど「なんだか素敵に見える。」と感じた方もいらっしゃると思います。
その “素敵”と思える要因のひとつに、日本人とフランス人で異なる美意識が関係しているかもしれません。
日本とフランスでは文化や習慣、考え方が異なることが多く見受けられます。
今回はその中のひとつでよく知られている、「フランスのお部屋にはゴミ箱を置かない」という、美を意識したゆえの習慣についてご紹介します。
ゴミ箱が見当たらない、フランス人の住まい
多くのフランスの家庭で共通するのが、ゴミ箱はキッチンと洗面のみにしか置かれていないということ。
リビングなど家族やお客様を招き入れるお部屋に置かれることは、ほとんどありません。
その代わり、キッチンに共通して置いてあるのが大きなゴミ箱です。
ちなみにこの大きなゴミ箱も、シンク下の扉をあけたところなど、なるべく外から見えない場所に置いていることが多いというこだわりようです。
シンク下などに置けず、止む無くゴミ箱が見える場所に置いていたとしても蓋がついているゴミ箱がほとんど。
つまり、外からゴミが見えないようにしているのです。
部屋ごとにゴミ箱を置いていることも決して珍しくない日本とは、大きな違いと言えます。
ちなみに、ゴミ箱だけでなく箱ティッシュもフランスの家庭ではあまり見かけないアイテムのひとつだそうです。
私たちコーディネーターも、お部屋の撮影をする際にゴミ箱やティッシュといった、“生活感”があるアイテムを隠して写真を撮ることはよくあります。
生活感を無くすだけで、お部屋は見違えておしゃれに見えることを知っているからです。
暮らしを豊かにする、”美しさ”のためのひと手間
日本人の感覚でいえば、「お部屋にゴミ箱がないと不便では?」と感じてしまいそうですね。
しかし、フランス人は「ゴミ箱が見えるところにあるのって美しくないよね。」という、美しいか美しくないかの視点で日常の物事を考えることがあります。
ゴミを捨てたくなればキッチンまで行って捨てる。
そのひと手間をフランス人は不便と感じないのかもしれません。
仮に、少し不便と感じていたとしても、リビングの美しさが損なわれることと天秤にかければ多くのフランス人が美しさを保つことを優先させていることは事実です。
そして、この「美しいか否か」を基準にして取捨選択していくことは、なにもゴミ箱のことだけに影響しているわけではありません。
実は、住まいやお部屋の設えを考える全てにおいて当てはまるのです。
日本でももちろん、美しさを基準に選ぶことが無いわけではありません。
しかし、フランスに比べると、使い勝手や衛生的かどうかなど合理的要素も大切な判断基準として、総合的に物事を選ぶことが多いように感じます。
どちらが良い、悪いというわけではありません。
しかし、便利よりも美しさを選ぶ美意識の高さが、最近注目されている”フランス人の丁寧な暮らし”に通じているのかもしれません。
「使いやすくて美しい」を叶える造作キッチン
お部屋にゴミ箱を置かずに、キッチンに大きなゴミ箱をひとつ置く。これをそのまま日本で取り入れると、フランスとは違う不便さが生じる場合があります。
なぜなら、日本とフランスではゴミの出し方や分別方法などが異なっているからです。
日本の場合、日常で出てくるゴミでさえもいくつもの種類に分別しなくてはいけない地域もあるため、2〜3個のゴミ箱を常に使い分けているご家庭もあるのではないでしょうか。
そんな日本の暮らしでも使いやすく、それでいて美しい住まいを叶えるためにおすすめしたいのが造作キッチンです。
造作キッチンは、オーダーメイドでキッチンに求める用途に合わせて一からデザインできます。
ゴミ箱が出し入れしやすいように収納の底板を無しにして床とフラットにしたり、ゴミ箱を収納したままでも使いやすいようにゴミ箱の上に適度な余白を残すなど、自分にピッタリなキッチンを実現することができます。
心を豊かにする美意識を、少し取り入れた暮らしを
「フランスの家にはゴミ箱が見当たらない。」それは教えてもらわなければ気づかない、些細なことかもしれません。
しかし、私たち日本人が憧れるフランスの暮らしは、このような小さなこだわりや美意識から生まれているのです。
ご自身の身の回りでも、このような美意識を少し持つことで心や暮らしを豊かにするきっかけになります。
ガーディアンホームでは、一からオーダーメイドして作る造作キッチンのご相談も承っています。
ご参考になる資料もご準備していますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。