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北欧の夏の定番「サマーハウス」で過ごす“プリミティブ”な生活

2023-09-09
北欧の夏の定番「サマーハウス」で過ごす“プリミティブ”な生活

北欧では、多くの人が普段の住居とは別に、一軒家の「サマーハウス」を所有しています。

ヨーロッパの夏といえば、長い休暇の「バカンス」がよく知られていますが、北欧の人々はこのサマーハウスで夏休みを過ごすのが定番です。

森や湖畔の中にあるサマーハウスでは、日常の喧騒から離れ自然の中で静かに、ときにアクティブに夏を満喫します。

北欧の人々が送るサマーハウスでの生活スタイルには、日本で暮らす私たちにとって「本当の豊かさ」を探るためのヒントが隠されています。

シンプルでコンパクトだからこそ際立つ、サマーハウスの魅力

シンプルでコンパクトだからこそ際立つ、サマーハウスの魅力

サマーハウスは、夏季休暇に過ごす自宅以外の家・・・いわゆる「別荘」です。

別荘といえば、「避暑地に建つ豪華な家」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?

しかし、北欧のサマーハウスは素朴でとてもシンプル。

普段住んでいる家よりもコンパクトで、なかには電気や水道が通っていないものもあります。

サマーハウスは家族や親族から引き継がれるものが多く、北欧の人々はDIYなどで修繕しながら大切に維持しているのです。

“ものを大切にして長く使い続ける”北欧スピリットは、サマーハウスにおいても健在です。

コンパクトな空間だからこそ、無駄なものは極力そぎ落とし、本当に必要なものだけを選んで過ごすシンプルな暮らし方。

余計な雑音がないからこそ、自然の中から聞こえてくる鳥のさえずりや、木々の触れ合う音、水のせせらぎをより身近で感じることができ、心身ともに癒しを与えてくれます。

そして、シンプルでコンパクトな空間では、どの部屋にいても家族の気配が感じられます。

物理的にも精神的にも、より一層家族との距離が縮まり、絆を深めてくれる場所・・・それがサマーハウスです。

自然に囲まれたサマーハウスでの“プリミティブ”な過ごし方

自然に囲まれたサマーハウスでの“プリミティブ”な過ごし方

自然を思い切り満喫し、多少の不自由さえも楽しみに変えてしまうところが、サマーハウスでの暮らしの醍醐味といえます。

普段、都会で過ごす子どもたちにとって、自然の中での夏のひとときは貴重な体験です。

アクティブなアウトドア体験を通じて、子どもたちはさまざまな力を培います。

森や湖の周りを探索し、動植物の観察や木登りなど、自然ならではの冒険を通じて養う「想像力」。

葉っぱや枝、木の実など自然の中で採取してきたものを使って工作を楽しむことで、一つとして同じ形はない素材からアートを生み出す「創造力」。

湖や海で釣りをして、魚を獲ることで味わえる「成功体験」。

プリミティブ(原始的で素朴)な生活は、私たち人間が持つ本来の「生きるチカラ」を育て、心と身体をリフレッシュさせてくれます。

いつもより丁寧に、手間をかけて暮らしを慈しむ

いつもより丁寧に、手間をかけて暮らしを慈しむ

長い休暇を過ごすサマーハウスでは、時間がたっぷりあります。

いつもよりも料理に手間をかけたり、家具などをDIYで修繕したり。

普段できないウォーキングやスイミングを楽しんだり。

ゆったりと読書にいそしんだり、ただただ何もせずぼーっと過ごしてみたり。

「何もしない贅沢」が楽しめるのも、サマーハウスの魅力のひとつです。

また、プリミティブな生活だからこそ、不便なこともたくさんあります。

先述したように、サマーハウスには電気や水が通っていなかったり、トイレは汲み取り式の「ぼっとん便所」だったり・・・と、普段の生活とはかけ離れた不便さがつきまといます。

その不便さも、家族や友人と協力し解決する過程でお互いの存在のありがたみを知り、何気ない幸せに改めて気付くきっかけになるのです。

日本ではキャンプが人気ですが、テントを張り、一から火を起こし、少ない道具で食事をつくる経験は、不便さを楽しむサマーハウスでの生活に通ずるものがありますね。

サマーハウスは、北欧の人々が大切にする「心の豊かさ」を具現化したもの

サマーハウスは、北欧の人々が大切にする「心の豊かさ」を具現化したもの

サマーハウスで過ごす時間は、家族や友人との関わりを大切にし、自分自身を見つめ直すひとときです。

物質的な豊かさではなく「心の豊かさ」を大切にした生活スタイルは、“北欧らしさ”に溢れています。

ライフラインさえ途絶えた環境にあえて飛び込んでいくのは、日本での自給自足の農山村体験に似ているかもしれません。

自然と寄り添い、不便さを享受し、ひとつひとつを丁寧に時間をかけるからこそ得られる充足感・・・。

サマーハウスで過ごした経験は、日常に戻った後も元気にがんばるためのエネルギーになります。

日本では、スウェーデンやフィンランドのようなサマーハウスを持つことは、文化や習慣の違いもあって「難しそう・・・」と思われる方も多いでしょう。

しかし、「自分にとって必要なものを厳選すること」や、「自然の中でゆったりとした時間を過ごすこと」は、工夫次第で実現できそうです。

新しく家を建てるのであれば、広すぎず狭すぎず、家族のライフスタイルに合ったシンプルな造りにするのも一つの方法です。

家をシンプルにする分、インテリアにはこだわって、長く使える上質でデザイン性の高い家具で揃えるのも素敵ですね。

焚火を連想させる、おしゃれで温かみのある照明も欠かせません。

そして、週末には家族でキャンプに出かけるのも良いでしょう。

ときには便利さから離れ、プリミティブな生活を体験することは、本来の自分の姿を取り戻すためのブレークスルー(突破口)になるかもしれません。

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